小さな「第2の街」 自身が大阪に生まれ育ったせいか、その国で2番目に大きな街というものがどんなものかに常に興味がある。首都はたしかにその国の顔ではあるが、そのために国際性は必ず生じるだろうし、全土からの人口集中や経済化が進むと首都と国との雰囲気が乖離してしまうような事態がよく起こる。タイとバンコクの関係などその典型ともいえよう。バッタンボアンがプノンペンに次ぐカンボジア第2の街であることは知っていた。しかし、プノンペン、シェムリアプ(アンコール・ワット観光の拠点になる街)、シアヌークヴィル(白砂のビーチがある)のいずれへ向かうコースからもはずれ、なかなか訪れる機会がなかった。 ある連休時、タイ国境の町ポイペトからピック・アップを乗り継いでバッタンボアンに辿り着いた。途中車がエンコし、30分ほど直射日光の車外に放り出されて日焼けしながらやってきたバッタンボアンはあいにくの雨で町中をゆっくり見て回ることはできなかったが、落ち着いた佇まいのこじんまりした町だった。旅行客の姿もほとんど見かけず、町の人々も明らかにトラヴェラーである僕の姿に多少戸惑いがまだ残っているような様子だ。 その翌日にはプノンペンに発ってしまったが、もう一度機会があれば訪れたい。 |
バッタンバンの目抜き通り 素朴なムード満点の、緩やかな時間が流れる街並み |
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バッタンバン駅へと続く道 雨降りでぬかるんだ駅前通り |
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バッタンバン駅構内 ほとんど列車が来ることのない駅だが、人が集まってくる |
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バッタンバン空港 いかにも東南アジアの地方空港然とした佇まい |
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バッタンバン発プノンペン行きロイヤル・エアー・カンボージュのプロペラ機 頼りなげだがしっかり僕らを運んでくれた |
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シソフォンからの途中でエンコした乗り合いタクシー 1時間ほどで無事発車オーライ! |
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