水色の花のごとく どこへ抜けるともなくレンタサイクルを走らせる朝9時。南の日差しはすでに強く、でもところどころに大樹の並木道があって涼を与えてくれる。人の歩く方へ曲がると砂浜に出た。すでに人出は多いのに、なぜか静物画かスチールのように、そこには音がない。そこにはアジア臭がない。 国内線だったというのに、デンパサール空港は旅行者がバリという名にイメージする姿そのものだった。近代的で清潔なターミナルには、ヒンドゥー寺院やレトロな建物を模した意匠が凝らされいて、ジャワ島の空港とは180度別物である。この印象がバリ島そのものであることを、僕はそののちすぐに知ることとなる。安宿街のポピーズ2通りでさえ、バリの透明感を漂わせている。公園国家と謳われるシンガポールの清潔感を一党制のワンマン政治が仕掛けたアトラクションに例えるなら、バリのそれはインドネシアという多種多様の自由の地に咲いた水色の花のようなものだ。 ホテルのフロントから毎朝笑顔の一言を受け取り、タクシーで世間話をし、道端の客引きといつの間にか話し込んでいる自分がいる。ジャワ島ではひたすら「よそ者」だった僕は、バリに到着してからというもの、絹のような柔らかさで包み込まれていた。 行きかう人の表情にも街の佇まいにも波の寄せ方にも、華があり風通しがあり余裕がある。この島には人々がリゾートに求める夢に応える用意がそこかしこにある。でも、押しつけがましくないし煌びやかすぎもしない。イスラムよりも教義が柔らかい多神教のヒンドゥー教徒が多いこともそこには関係しているかもしれない。 バリを飛び立つ日、それはきっとあなたにとっても、もう一度ここに戻ってこようと心に決める日になっていることだろう。 |
バリに到着! | |
レンタサイクルで木陰の涼に癒されつつ | |
辿り着いた先には海があった | |
サヌールの外れの海岸 | |
海の男たちは逞しい | |
別の道を自転車で走ると、また海が | |
コタ・ビーチはこういう門で街と隔てられている | |
犬を撫でる少女とそのお父さんの姿に和む | |
クタはサーフィンのメッカ | |
チャナンと呼ばれる神様への捧げものが道端にいっぱい | |
ガルンガンとクンニガンという、お盆のような儀式の日だったせいか、こんな行列があちこちに | |
かわいらしいヒンドゥー寺院 | |
商店もバリ様式の建物 | |
こちらはスパ | |
ペンジョールと呼ばれる飾りつけも出ていた | |
ここはレストランです | |
民家らしき建物にも伝統様式が | |
落ち着いた雰囲気のスタバも発見 | |
土産物屋さんは中華風味の建物でした | |
ポピーズU通りは安宿街として知られている | |
ポピーズU通りから枝分かれしている細道にもいろんな店がいっぱい | |
レンタバイク屋さんのお兄ちゃんと、世間話に花が咲く | |
クタきっての一大ショッピングセンター「ビーチウォーク」 | |
ビーチウォークの階上は緑にあふれていた | |
オープンエアーが気持ちいい | |
「若いライフスタイル」って… | |
ビーチウォークのシーフードレストランにて なぜかバリ島の貝類は小柄 |
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サヌールで大人気のイタリアンレストラン「マッシモ」 | |
マッシモの店内 | |
前菜の生ハム、けっこうなボリュームです | |
ウェルカムブレッドのピトレでさえこの量! | |
コクがありつつ酸味であっさりしているパスタ | |
貝が圧倒的な平麺パスタ | |
インドネシアに多いパダン料理 | |
ホテルでビンタンビールを空ける | |
デンパサール空港の国際線乗り場 | |
こちらは国内線到着入口 | |
国内線でもバリのムード満点です | |
このエスカレーター のデコレーションは最高ですね! | |
国内線待合ロビー天井もこのとおり | |
インドネシアらしく、喫煙室はこの広さです |
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