静寂と活気、そして二重の意味での「インターナショナル」 ラオスの他所のようにこじんまりとした静けさ漂う街の姿に、思わず散歩してみたくなる。交通量が少なくて、多くない人々の視線が穏やかで、風通しがよくて、ほどよく古びた親しみの湧く建物が並んでいて、ラオスの街は歩きやすい。 タイから乗ってきた国境越えバスの車内にヴェトナム語が行き交っている。そして降り立ったターケークのバスターミナル構内には、ヴェトナム料理店もある。もちろん味も本場そのものだ。タイからラオスを抜けてヴェトナムへと至る通過点という国際的な立ち位置が見てとれる。やがてはこの街も、国際交易の要所として変身を遂げるのかもしれない。だから、そうなる前に僕はこの目で確かめておきたいんだ。 静けさをまとった街から市場に入ると、思いもかけない活気に出会う。ラオスの地方は市場でも、物静かさが染みついたように漂っているものだが、この熱気はどうしたことだろう。l対岸のタイに足を踏み入れたような感覚にしばし陥る。魚河岸の一帯からは、見たことのない魚たちが並べられており、ここがメコン流域の街であることをさり気に教えられる。 夜風に吹かれてメイン通りを歩くと、街燈に社会主義マークや北朝鮮国旗のネオンサインが光り、他所にはあまり見られない独特の風味が加えられる。そういえばここは「共産圏」なのか。しかし、ここには自由の制限も監視の眼もその片鱗すら見つけることはできない。大きく息を吸い込んでみる。さあ、もう少しだけ歩いてみよう。 |
ナコンパノム(タイ)〜ターケーク(ラオス)国境バス |
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ナボ市場 |
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ナボ市場 |
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コープチャイドゥーカフェ |
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ターケークラジオ |
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ターケークの宿 |
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ベトナム麺フォーガー |
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ターケークラジオ |
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ラオスの新札 |
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ソクサバーイレストラン |
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夜のメコン川 |
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夜のメコン川 |
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ターケークラジオ |
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ターケークラジオ |
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インティラ・レストランのテラス席より こんな感じでも、街随一の交差点なんです |
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ちょっとバイクで走ると、あたりはすぐこんな感じです | |
市場で買ってきたカノムクロック(ココナツ風味の焼き菓子)に アリが――――――――――― |
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ヴィラタイプの、きれいで居心地のいいホテルでした | |
バスターミナル タイ国境越え(ナコンパノム行き) ヴェトナム国境越え(ホーチミン・ダナンなど各所行き) ラオス国内便(ヴィエンチャン方面からアッタプー方面まで) 国際的バスターミナルなのですが、ご覧のとおりの長閑ぶりで |
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バスターミナルの端にはヤギが | |
ターミナル内に2軒ほどヴェトナム料理店 | |
「バケツのひっくり返ったような」という比喩は このシーンのためにあるのかというほど激烈なスコールでした レンタルバイク含めて巨大な屋根の下に逃げ込めてセーフ! |
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カォ・ピアック・セン 薄味でしっかりした出汁と 柔らかいぬめりが絶妙の細うどん かなりおいしかったです メコン川べりの遊歩道屋台の一杯でした |
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ソクサバーイ・レストラン 正面2階のテラス席から見るメコン川は あたりの美しさや静けさと相まって 大切な風景の記憶になりました |
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ソクサバーイ・レストラン ラープ・プラーブック (メコン大ナマズを炒り米粉・ハーブ・香辛料と和える辛味サラダ) ナコンパノムのものに比べて 辛味や油が少なくて繊細な味つけです 日本人にはきっと好まれる方が多いはずです 超絶美味です |
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ソクサバーイ・レストラン トム・ヤム・プラーブック (メコン大ナマズのトムヤムスープ) こちらはさらに繊細で 素朴かつマイルドなスープでした シソ(だとしか思えない香りの香草)の爽やかな風味が最高でした たぶん僕がこれまでアジアで食べた中でのベスト1だと思います |
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ソクサバーイ・レストラン こちらがプラーブック(メコン大ナマズ) コラーゲンたっぷりなのに、脂っぽさが薄くて食べやすいです 淡水魚の臭みもなく、上品な味に感じます 「豚肉と魚肉の中間」との形容をよく見かけますが 豚っぽさはほとんど感じられません ※ 上記すべてのプラーブック(メコン大ナマズ)料理は メニューにはないオーダーに応えていただいたものです 取扱いのできないこともありそうですので、ご注意ください |
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カォ・ピアック・セン こちらはちょっとがっかりな味でした バスターミナル内のお店にて |
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メインストリートに並ぶ「社会主義旗」ネオンサイン 思わずハッとします 「ここはラオスなんだ」と改めて実感 |
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北朝鮮旗…ですよね? | |
仏塔ネオンサインも こちらは見ていてホッとします |
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ヴィエンチャン行きの国内長距離バス このあと悲劇が… |
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