KUARA LUMPUL


地方都市首都

 多くの美しいモスクがある。世界で最も高いツイン・タワー、KLCC(ペトロナス)がある。活気あふれるチャイナ・タウンもある。マレー系と中華系、それにインド系の人々がともに暮らし、それぞれの個性も維持しつつ融合文化も作り出している。街路樹も映える整った通りには、それでもマレーシアらしさの個性も充分に醸し出されている。それなのに、どうしてこの街はこんなにも中庸なのか。部分部分で見れば確かに魅力はたくさんある。なのに、”KL”(クアラ・プンプールのことをマレーシアの人々はこう呼ぶ)と聞くと、なぜこの街の印象はこうも曖昧さでその身をくるむのか。
 この街はボルネオやペナン、コタ・バル、JB(ジョホール・バル)など、さまざまな特色ある地域を国土に擁するマレーシアの首都でありながら、日本の地方都市が持っているようなぬぐいようのない「どっちつかず」を持っている。そして、ときどきそれがとても懐かしくなることがある。この街であくびが出るとき・・・それがこの街への挨拶状であるような、そんな気がする。




ペトロナス・ツイン・タワー

 高いところには、やはり誰しも上りたくなってしまうのではないだろうか。シカゴでも当時世界一の高さを誇ったシアーズ・タワーの夜景に舌を巻いた僕である。街中のほとんどどこからでも幻影のようににゅっと建っているこの世界一高いツイン・タワーからの絶景をを拝まない手はない。
 しかし、階下で「申し訳ないですが、関係者以外は入れないんですよ」と制止されてしまった。そう、気がついていなかったが、当時ペトロナスは工事中だったのだ。それにしても、ヘルメットをかぶっている人を見かけなかったのはどういうことだろう?


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footprints

中心部よりペトロナス・ツイン・タワー方面を臨む
高級志向の百貨店



マレーシア瓦版


↑ マレーシア・テレコムのテレホン・カード



↑ ペナン島のグッド・ルッキン内にある中国茶専門店
タイのものとは比較にならないくらい美味い


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