そのどれもにぴたりと当てはまらない 他の強烈な個性の国に囲まれて、マレーシアは正直なところいま一つ、日本人にはイメージの薄い国ではないだろうか。ルック・イースト政策も関係して、マハティール元首相の名はタイのどの政治家よりも知名度があると思う。マレーシアはもっと我々の身近に感じられてもおかしくないはずなのだが、残念ながら一般的な観光客を呼び込めるような決定的な名所・旧跡を持たない。 そして実は、タイ暮らしで隣国となったマレーシアの印象だが、僕にとっても今のところ日本にいた頃と大した違いはないのだ。たしかに何度か訪問した。特にペナン島は、在タイ日本人にはヴィザ絡みで訪れる機会がある場所で、僕もそのご多聞に漏れない。そのペナン島も悪くないところである。でも、何か「これ」という決定的な印象が薄い。東マレーシアやマレー半島の東側にも訪れたことのない僕がこんなことを書く資格はまったくないのだけれど。 南国気分を味わいたいならタイ、フィリピン、またはバリ島。素朴なものに出逢いたいならラオス、カンボジア、ビルマ、インドネシア。歴史に触れたいならタイ、カンボジア、ヴェトナム。街に出かけたいならシンガポール、香港、上海、ソウル。そのどれもにぴったりとは適しないマレーシア。イスラム国であることも距離を遠くしてしまっているのかもしれない。でも、だからこそ踏み荒らされないでいられるよさというものも、必ずあるはずだ。とにかくいつか、東マレーシアを歩いてみたい。 |
首都 | クアラ・ルンプール | |
最大都市 | クアラ・ルンプール | |
主な言語 | マレー語・中国語・タミル語 | |
面積 | 約33万km2 | 66位 |
人口 | 約2億7千万人 | 43位 |
政治形態 | 連邦立憲民主制 | |
成立 | 1963年 | |
通貨 | リンギット | |
日本との時間差 | −1時間 | |
ドメイン | .my | |
国際電話番号 | 60 |
最も訪れたい場所:コタ・キナバル
最も写真に撮りたいもの:水上集落
最も食べたいもの:臭いが強くないラクサ
最もやりたいこと:東マレーシア訪問
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