SHINGAPOLE


アジアの希望を体現した島国

 中学生の頃、まだ20代だった社会科の先生が「シンガポールに行ってきた」と話してくれた記憶がある。ビールがジョッキで50円なんだ、と嬉しそうに語る先生の顔は、当時の日本人にとってはまだ遠い存在だった東南アジアを訪れた興奮から冷めやらぬそれであった。

 日本は戦後長期間に渡って、アジアの経済力を一手に担ってきた。やがてNIESが、そしてASEAN諸国や中国が目を見張る発展を遂げ、トップ・ランナーは近頃疲れ気味である。かつては東洋の奇蹟と言われた日本の経済成長だが、シンガポールの場合、奇跡の度合いでは明らかにもっと凄いことである。なにせ、この国は日本でいうと淡路島程度の大きさの島を唯一の国土としている。飲料水さえ自国で賄えないひとつの島が、どうやってこのように大きな経済力と公園に例えられる美しい街並みを有する国家となりえたのか。一種の独裁政治であったとしても、リー・クアンユー元首相の果たした役割は、アジア諸国に可能性の眼を開かせたことに間違いあるまい。そして、僕が初めて見た頃のシンガポールは、もう完全にその公園国家になっていた。

 社会の先生が見た、その頃のシンガポールを見てみたい。タイム・トラベルは旅人にとって永遠の憧憬なのである。


首都 シンガポール
最大都市
主な言語 英語・中国語・マレー語・タミル語
面積 約707km2 ?位
人口 約473万人 118位
政治形態 ヘゲモニー政党制
独立 1965年
通貨 シンガポール・ドル
日本との時間差 −1時間
ドメイン .sg
国際電話番号 65


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最も訪れたい場所:沖合の小島
最も写真に撮りたいもの:昔の風情が残っている場所
最も食べたいもの:クリスタル・ジェイドのきゅうりのたたき
最もやりたいこと:島内一周

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