AYUTTAYA


縁日気分に浸る

 実際、一人身でバンコクに住んでいると、国内旅行、つまりタイの地方を巡るような旅行は全くしなくなった。ちょっとまとまった休みが取れるなら、できるだけ気分転換に国外へ出たいし、2泊が限界だとパタヤーあたりの近場にして現地滞在時間を稼ぎたい。
 僕が長らくアユタヤーに足を運ばなかったのは、いわゆる「観光地」に興味を持たなかったからだ。パタヤーよりもう少し時間が節約できる程度の位置にありはするが、ぼろうとするトゥクトゥクがけっこう多いとかゲストハウスの情報しか聞こえてこなかったりとか、遺跡観光に興味がなければわざわざ行くまでもないと思ってきた。

 国王誕生日、ライトアップされた遺跡をバックにでかい花火があちこちから上がった。遅れて伝わる「ドンッ」という破裂音で空気がゆれる。メイン・ストリートの車線を半分つぶして、特設ステージや巨大な映画スクリーンが立ち並び、屋台がその隙間にびっしりと立ち並ぶ。乾季の人々の表情は穏やかで、縁日気分がどこにも満ち満ちている。
 トゥクトゥク運転手が「お金は半々で頼むよ!」と、本当は出してはいけない日にもかかわらず、ビア・チャーンの栓をあける。サイクリングでエクササイズしていた普通のタイ人が普通にタイ語で声をかけてくる。
 翌日、適当に回った遺跡やレストランで、僕はまた近いうちにこの街に、何度も訪れることになるだろうという予感が強いものになってゆくのを感じていた。


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footprints

国王誕生日に

2007年ごろまでは、国王の誕生曜日カラーである黄色のポロシャツが目立っていた。
なぜか僕は国王誕生日にアユタヤーへ行く機会が多かった。
チャオプラヤー川べり

遺跡が人々の暮らしに溶け込んでいるのが、なんだか嬉しい。
チェディー・プー・カォ・トーン

アユタヤーのものは、四角を強調したビルマ様式の仏塔。
周辺は水田なので、見晴らしが素晴らしい。
ナレスワン大王像

チェディー・プー・カォ・トーンの正面に完成。
チェディー・サム・プルーム

ロータリーにある仏塔。
バンコク方面からやって来ると、まずこの仏塔を見て「アユタヤーに着いた」と感じる。
ワット・プラ・マハタート

煉瓦となった、夢の跡。
ワット・ヤイ・チャイモンコーン

階段を上ると素晴らしい見晴らし。
ワット・ヤイ・チャイモンコーン

暑季の日差しに白い寝釈迦がまぶしい。
ワット・ヤイ・チャイモンコーン

父子の散歩にもってこいの広場。
ワット・ヤイ・チャイモンコーン

奥には新しい寺院も完成している。
アユタヤー日本人町痕

日本人だと分かると、トゥクトゥクが必ず案内してくれるはず。
壊された仏像

ビルマの攻撃によって一旦廃墟となったアユタヤー旧都を偲ぶ。(ワット・プラ・マハタート)
ワット・プラ・マハタート

あまりに有名な、木の根に呑み込まれた仏像の頭。
ワット・プラ・スリ・サンペット

王宮寺院だった場所。
この仏塔はセイロン様式であるらしい。
中国寺院もある
夜店の明かりについ引き寄せられてしまう
アユタヤーのトゥクトゥク

蛙のようなフロント。
エビ料理がおいしい
アユタヤー駅

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