CHONG MEK

一番好きなタイ国境

 外国人がラオスまで陸路で入国できる唯一のポイントがここ。川を渡るという儀式がないせいか、ラオス側との差にくらくらする。
 タイ側は建設ラッシュで、みるみる様子が変わっている。三角形をふんだんに取り入れた建物はタイ国境でなくとも新鮮なシェイプを見せている。バスも便利だし、ハイヤーに1000バーツ払えば快適にウボン・ラーチャターニーへと連れて行ってくれる。
 だが、ラオスに入るとぱたりと、田舎というにはあまりに何もない自然に包まれる。パクセーの街までの足はバイク・タクシーかハイヤーだが、このハイヤーがまたすごい。ラオスの車事情はここ数年で見違えるようになったが、ここではかつてのラオスを偲ぶことのできる、内壁がはがれ窓の閉まらなくなった、相当に年季の入った車両に揺られることになる。
 貧富格差を絵に描いたアランヤプラテート/ポイペトの衝撃はたしかに大きい。それでも、僕はこれまで越えたことのあるタイ国境の中では、ここが一番好きだ。なぜかここでは、ラオスから戻ったときのタイの発展ぶりが鼻につかないし、タイから入るといきなりよそ行き顔ではないラオスに出逢える。


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footprints

僧侶とハイヤー運転手
ラオス側から見た国境歩道
タイの市場
建設現場の男たち
土管が並ぶ
急速な建設ラッシュ
ラオス側のハイヤー車内

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