SURIN

象の町は、僕にとっての鶏の町

 夜10時にバス・ターミナルに滑り込むと、スリンの街はもう深夜の趣だった。カォ・トム屋には殆ど人気もなく、風がやたらと爽やかで、バンコクから遠く離れたことを感じながら、しかしこんな内陸の町でわざわざカォ・トム・ルアム・タレーを注文した僕は相当な「おのぼりさん」であることを味からも気づかされることとなった。
 実際、トゥクトゥクのじいちゃんに「カイ・ヤーンのおいしいところはない?」と訊いて連れて行ってもらった道端の屋台の店の鶏肉は格別にうまかった。そういえば、初めてのイサーンでウボンからコラートまでのバスの途中、バス車内にカイ・ヤーンを売りに来るおばちゃんから買った冷え冷えの一品もうまかったが、あれもスリンでのことだった。

 スリンは象祭りも催される「象の街」として名高い。たしかに象の彫像なども目に入る。けれども、象が街を歩いているわけでもなく、イサーンのひとつの街といった印象である。そのこじんまりとした感じは、散歩にぴったりである。風もさわやかだ。

 カンボジアのオースマックへ出るための通過地点として1泊だけしかしていないスリンだが、今度は街めぐりをしたいと思っている。


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footprints

サムローも元気
街角になぜかメーター・タクシーが!!
駅前

さすが象の街。
バス・ターミナル

国境行バスもこちらから。
ビッグC

最近地方進出が著しい勢い。
国境を抜けるとカンボジアのオースマック

フォーリナーに慣れていないので、時間がかかる。

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