UBON RACHATHANI

しっとり

 もう日中のきつい日差しはなりを潜め、夢の中にいるような色合いの夕刻にさしかかっていた。なのに、ムーン川の川面に並んだ葺き屋根小屋のレジャー施設には、僕のほかにはもう一組しかやって来ない。彼らも僕と同じようにコーラしかたのまず、大声をはりあげての談笑もない。
 家の前に置かれている小さなムァイ・タイリングでじゃれあっている子供たち、大きな荷を担ぐ日焼けした男、立ち話をしているおばさんたち。木造りの家があちこち残された街並みは、雨の前触れに音を吸いとられたような感覚を見せている。同じイサーンでもカンボジア、ラオス両国境にほど近いこの街では、木々までが落ち着きはらっているようだ。

 その日は宵から雨になり、僕が眠りに落ちるまで降り続いていた。


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footprints


2005年
整備されて見違えるようになった公園
公園内にあるお寺
夜の噴水は格好のおしゃべり場
街は全体的にしっとりした雰囲気
木造の家も残っている
ウボンとワーリンを繋ぐ橋
川ではジェット・スキー
ウボン駅のプラットフォーム
ウボン駅

駅はウボンではなくワーリンの街にある。
駅前のSL
駅前のバイク・タクシーのお兄ちゃんが「1枚撮って!」とポーズ
モダンな店でのフュージョン料理は、お味もモダン過ぎて……
パクセーまでの国際バスは給油中
ウボン空港

街中にあって便利。
1999年
川への下り道
ポスターに覆われた木造の建物
落書き

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