SAMUI



そっとおやすみ

 椰子の葉陰から満月が光を零し、砂混じりの道に僕の影を映している。あるいは、気だるい3時の午後の光がオレンジに染まってゆく頃、煙草を燻らせながら黙って水平線を見ている。それだけで時が止まればいいと思う。サムイでの日々は、そんな風でいいという、へんに確信めいたところがある。

 確かに、どの本にも「何よりも観光客が踏み込んでしまったせいでこの島は変わってしまった」というつらい一文がある。しかし悲しいかな、人を惹きつけてやまない場所がある。やがてはその美しさや輝きや素朴さや気楽さが、それ故に自滅してしまうのに「旅行者」という気軽さで手を貸すのは避けたい気持ちは僕にだってある。でも、それは僕がサムイをこよなく愛するから。そして、そんな僕をウエルカムでいてくれるから、僕はまたサムイに行ってしまうだろう。せめてできるだけいろんなものを壊さないように、誰かの家にお邪魔するように、そっとまたドアをノックしてみたい。
それまで、おやすみ。


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footprints

日中のビーチ

すべてが緩やかに動いている。
日中のビーチ

ファランが多い。
日中のビーチ

ゴザ屋さんの動きもゆっくり。
空は素晴らしく広い
どこにいてもヤシがある風景
子どもたちに国境なし
犬も夕方の散歩中
今日のサンセット
夕方のビーチは優しい顔をしている
寄せては返す波
今日のブランチ

さて、今日はどうやって過ごそうか。
宿の猫

食事が運ばれてくるとよくなつくようになる。
ナトーン

港からスラー・ターニー行きのボートが出る。
サムイ空港

私設空港なので、けっこうな使用料を取られる。
サムイ空港

オープン・エアーで、洋風の香りも
サムイで買ったライター

たぶん修正液でデザインしていると思うんだけど……


サムイ瓦版


↑ サムイ島〜パンガン島往復の臨時便フェリー・チケット
係員手書きのまったくいいかげんな切符だった



↑ サムイ空港は私設空港のため使用料が400Bと高い



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