リチャード・カーペンターはあるインタヴューで「白い歯を見せて微笑んで写真に収まるようなことが、暗黙のうちに無理強いされているのがとても嫌になった。その時期、僕はわざとカメラに向いて笑ったりしなくなった。今ではもうそんなことはしないけれど」というようなことを語っていた。ビーチ・ボーイズといいカーペンターズといい、ホワイト・ハウスに招かれるような「アメリカの良心」はしかし、国自体がそうであるように、表層の裏側に深くて重い蔭がある。

 ソニック・ユースが「スーパースター」をトリビュート・アルバムでカヴァーしてみせたのは、この曲がもともと「ラジオから流れてくるスーパースターの声に憧れるけれど届かない思い」を綴ったのに対して、「スーパースター(カレン・カーペンター)の声に思いを馳せるけれどあなたにはいろんな意味でこの思いは届かない」と置き換えたメッセージであった。

 良質なポップスを老若男女問わずに届け、セサミ・ストリート挿入曲まで採り上げたカーペンターズ。カレンの声は高音がよく伸びたり低音にドスが効いていたりといった一般的な上手さではなく、中音域もふくよかで、歌いだしの第一声が聞こえただけでどの歌でも彼女の声の素晴らしさが判る。しかし、ちゃんと耳を澄まして聴いてみてほしい。彼女の歌声はいつだって涙の出ない悲しみに包まれてる。彼女は凡百のソウル・シンガーなんかぐうの音も出ないくらいに、ソウルフルだ。

 ジミ・ヘンドリクスのオーヴァードーズやカート・コバーンの予期できた自殺なんかとは違う。ジョン・レノンが愛と平和を訴えて狙撃されたのが社会の圧殺であるのと同じレヴェルで、カレン・カーペンターの拒食症による病死は孤独な、病める都市生活者のもうひとつの真実だった。

 Why do bird suddenly appears?
 僕も今は知っている。
 To be close to you.
 そのとおりなんだ、と。




歴史が照らすカーペンターズの位相

 1990年代は日本のポップ・カルチャーにとってエポック・メイキングな年だった。LP/EPからCDへの転換期を経たことで、過去の音楽カタログが同時期の新譜と同等に扱われるとともに、楽曲での機械による打ち込みが一般化し、肉体性からの解放が起こった。その傍ら、ヒップ・ホップの隆盛・一般化がレア・グルーヴ・ブームを起こしつつ、イージー・リスニングとくくられ軽視されてきたジャンルを「モンド」「ラウンジ」として時代の気分とするなど、過去の音楽カタログの品位・価値観を均質化させた。これによって欧米の追随の印象が強かった音楽界にも一大転換が起こり、J-Popという名を冠して世界への発信に耐えうるグレードを獲得するとともに、ここに様々なミュージシャンが多種多様な形で参加し、サブ・カルチャー・ブームの波を起こした。この期間、マス・メディアの申し子であるアイドルらしいアイドルが息を潜めたり、ヴァーチャル恋愛を主軸にした古典的少女マンガが勢いを失ったりしたのは、そんなことにかまっていられないくらいにポップ・カルチャーが沸騰したからに違いない。

 1980年代までのカーペンターズは「よい子の音楽」であった。まず、この頃まではロック至上主義が席巻していた。一般には、ロックこそが魂の叫びで、それに続いてソウル/ジャズにはそれぞれの固定ファンがいて、一定のクウォリティーを持っているが、若者の聴く音楽としては距離が遠いという固定観念がまかり通っていた。ポップス、それも老若男女が安心して聴けるポップスということになると、コマーシャリズムの手先だと唾をかけることが一種のステイタスにすらなっていたところさえあった。しかし、1990年代のサブ・カルチャー視線はそういった偏見を一切剥がしてしまった。同時に起きたワールド・ミュージック・ブームもそれを後押しし、ポップスは復権を果たす。そして今、僕たちはカーペンターズを自由な角度から楽しむことができるようになった。では、新しい食感を求めていろいろとつまみ食いしてみようか。

 まず、ファースト・アルバムである"Ticket to Ride"(原題は"Offering")。ここでは1969年という発売時期の影響がふんだんに感じられる。ロック・テイストの曲もあればジャジーな曲も存在し、音圧的には薄いながらも、スチューデント・パワーの爆発するサイケ時代の匂いが強く立ちこめている。"All I Can Do"などはその典型で、ジャズを下敷きに、終始スネア・ドラムが性急に煽り、この頃のカレンの重いヴォーカルと相まって独特の陰影を湛えている。スローな曲ではこれ以降のソフト化路線で失われてしまったゴスペルっぽい野太さも楽しめる。

 カーペンターズのソフト路線は次作"Close to You"から核を形成し始めてゆくが、一方で独特のブルー・アイド・ソウル的な作品を数多くものにしている。"We've Only Just Begun"はリチャードがカーペンターズの代表曲と自任する大ヒット・シングル曲だが、この曲での転調やサビでのリズムの在り方はソウルやブラス・ロックからの影響を余すところなく伝えてくれている。この路線上に"Superstar"、"Hurting Each Other"、"Bless the Beasts and Children"もカウントされるだろう。また、"Road Ode"での抑揚の効いたドラマティックな歌唱・演奏とリズミカルなグルーヴは非常に印象深い。特にこのスタイルの楽曲が多い4thアルバム"A Song for You"以降、この路線が縮小していったのは個人的にかえすがえすも残念だ。

 僕自身の好みもあるが、カレンのアルト・ヴォーカルはこのソウル路線にこそ大きな可能性を有していたと思う。黒人音楽であるソウルのヴォーカリストは総じて芯の太い声量のある喉が要求され、白人によるブルー・アイド・ソウルにもその模倣がよくみられる。だが、カレンのヴォーカルはつとに知られるように、一語一語を丁寧に歌い込むために英語を学ぼうとする学生たちにリスニング教材として用いられるほど繊細で、ましてや、ダイナミックな盛り上がりを聴かせるにしても決してシャウトすることがない。声を張り上げないソウル・シンガーは、タメと甘さを強調する場合がほとんどだが、カレンの場合、優しくはあっても甘さをことさらに押し立てない。サザン・ソウルのような泥臭さもなく、ひたすら無垢である。にもかかわらず、彼女の声からはいつも祈りに似た真摯な希求力が聴きとれる。カレンのソウル曲には、黒人が手にしたものとはまた違った、白人ならではの新しい魅力が山積みなのである。

 カレンとリチャードの兄妹の運命を決定づけたのは、自ら作り出したソフト路線のイメージに縛られ過ぎたことや、忙中に兄妹をそれぞれ薬物中毒と拒食症が蝕んだことに加え、特大ヒットであった5作目の"Now and Then"の成功ではなかったかと思う。"Now and Then"の核となるのは、彼らの楽曲中最も世界中に知られている"Yesterday Once More"と、その懐古的な曲のテーマである過去のポップスへのオマージュからなるB面のカヴァー・メドレーであった。そもそもデビュー・シングルからしてバラード化したビートルズの"Ticket to Ride"であったカーペンターズだから、この手の企画はお手のものであった。ラジオ放送を模してそれらの小曲を繋げてメドレー化する手法そのものもオールディーズ時代のメディア媒体を取りこんだもので、サマー・オブ・ラヴから5年が過ぎた「内省の時代」にあって、気分的にフィットしたのであろう。しかし、このアルバムを産み落としたのち、カーペンターズは次作の"Horizon"の作製に手をこまねく。アイデアがなかったのだろう、というのが僕の正直な感想だ。リチャードが優れたアレンジャーであることは言を俟たないが、アルバム1枚ずつのプロデューサー、もっと言うならばそのアルバムのコマーシャル面でのパッケージングに優れたプランナーではなかったと思う。成功に次ぐ成功を重ねた、さらに次の一手というところでプランが手詰まりになってしまったということではなかろうか。折しも、この"Now and Then"から、アルバムのプロデューサーは彼ら自身の手に任せられている。

 7枚目のアルバム"A Kind of Hush"の郷愁感を誘うジャジーなムードや、8枚目の"Passage"での実験的な取り組みにはそれぞれに一定の聴きどころがある。"Goofus"や"Boat to Sali"では落ち着いたジャズへのアプローチがカレンのヴォーカルにマッチししており、また、"B'wana She No Home"でのファンキーな16ビート、"Calling Occupants of Interplanetary Craft"のオーケストラを導入したアコースティック楽器での雄大な宇宙表現など、リチャードのアレンジ能力を楽しめる楽曲も揃っている。だが、休養後の再出発(そしてカレン存命中ラストともなった)アルバム"Made in America"があまりに王道のカーペンターズ・ポップスであったように、もはやカーペンターズというユニットは完結してしまっていたという印象が強い。"Horizon"と"Made in America"を立て続けに聴くとそれがよく解る。そして、人気も低迷していくこの時期にこそ、カーペンターズの一般的な印象はあると思える。よくコントロールされ安定したヴォーカルと、あくまでポップスの範疇の中で遊び心のあるアレンジを施した小粋なポピュラー・ソング。しかし、カレンの歌声だけは完成され、洗練されても変わらない。彼女の声がエヴァー・グリーンであり続けているのは、ドラマーから出発した彼女がどこまで歌の真髄に届くことができるかと空に指を伸ばす懸命さにある。時間は我々に、カレンという女性の笑顔のポートレイトから等身大の彼女を聴きとらせてくれるようにまでなった。


カーペンターズの歌詞を読む −カレンはどんな想いを歌声に込めていたのか?

 まず、この表題をちらと見て「何を馬鹿なことを」と感じられる方は多いだろう。カーペンターズの楽曲をご存じの方ならお分かりのとおり、実に提供された曲やカヴァーが多いユニットなのだ。しかも、僕はこれからリチャードによるオリジナル曲からの歌詞だけをピックアップしようというのではないのである。そもそも、先にもバカラック=デヴィッドの名曲"Close to You"からの一節を引用した。そもそもこの試みに無理があることは十分承知のうえで、それでも楽曲の採用には二人が細心の注意を払ったであろうことと、あれだけ胸の奥に感情を宿しながら歌を歌ったカレン・カーペンターに、他者のペンによる歌詞は無関係だと言い切れないという視点から、数点だけを取り出して歌詞について考えてみたい。

 "Sing"はもともとセサミ・ストリート挿入歌で、子どもたちのコーラスもほのぼのとした、ともすれば児童唱歌に数え上げられる楽曲である。実際、僕が通っていた小学校では昼の給食の時間によくこの曲が流されていたものだ。うるさ型の先生たちもこの曲の善良性にはもろ手を挙げて賛成せざるを得ないくらい、小学生に聴かせるにはぴったりの印象なのだろう。同じ経験をお持ちの方もさぞ多いことだろうと想像する。音楽面では、この曲が分数コードや転調を用いた、なかなかに手の込んだつくりになっているのだが、英語の発音教材といってもいいくらいの明瞭で丁寧なカレンの英語の発音と、これまた明るくシンプルな歌詞が、さらにイージー・リスニング的な印象を固める。ただ、この曲の題名はその名もずばり"Sing"なのである。カレンの思いがこの曲に宿っていないはずがない。
 "Sing out loud, sing out strong"という一節がAメロに出てくるが、歌詞とは裏腹にぐっと抑えた歌唱を聴かせたカレンはその後、サビで駆け上がっていくメロディーに合わせて"Make it simple to last your whole life long"と喉を広げる。ここで、僕ははっとするのだ。ここでの"last"はその前に"to"がついていることから、動詞であろう。すると、この"last"は「保つ」とか「立ち行く」という訳になる。つまり、直訳に近い表現をすれば「あなたの人生全体を立ち行かせるために、シンプルに歌おう」というような内容である。その後の彼女の悲しいライフ・ストーリーを知る者としては、この曲の旋律が飛翔していく最初のステップになる第1音目となるこの"last"に大きな意味が込められているように、どうしても聴きとってしまうのだ。
 そして歌詞はこう続く。"Don't worry that it's not good enough for enyone else to hear"―「心配しないで、誰かに聴かせるのに十分なのかどうかということは」と。残念なことに、この"Sing"を収録したアルバム"Now and Then"のあと、ヒットへのプレッシャーを抱きながら、飛び鳥を落とす勢いだったカーペンターズの人気は少しずつ陰りを見せてゆく。それでもカレンのヴォーカルにだけ祈りが聴こえるのは、彼女にとってすでに歌を歌うことが自分の生きる術=人生を立ち行かせるものとなっていたからではなかろうか。芸術の神は、そのアーティストの命を燃やして作品に息を吹き込ませることがある。誰も聴いていなかったとしても、自分の生きる第一歩となるのは歌うことであるという自覚は、カレンがドラマーとして出発したからこそ、より強く意識できたことだったのではなかろうか。

 カーペンターズの歌詞で最も楽屋ネタ的で、換言すれば彼らの本音が見えるのが"Road Ode"。少し意訳が入っているが、だいたいこんな感じだろうという和訳を拙いながら併載する。









I've been on this lonely road so long
Does anybody know where it goes
I remember the last time the signs pointed home a month ago

Rented cars and empty motel rooms lead you everywhere but home
Crowds of people shouting How they love the show
They don't know

The endless crowds of faces just keep on wearing a smile
The countless times and places lead me back
Please take me back home

I wonder if these feelings ever change
How many times I'll lift this load
Come tomorrow I'll be gone again
Roads of sorrow coming to an end for me
私はもう長い間、この孤独な道の途上にいる
誰か、この道行方を知っている人はいるのだろうか
我が家の表札を最後に見かけたのは、先月きりのこと

レンタ・カーやホテルの空室は、あなたをどこへだって連れて行ってくれる
自宅以外になら
いかにショーを愛しているのかと、声を張り上げる群衆
彼らは知らないのだ

絶え間なく混みあう人々の顔という顔
そのどれもがきっちりと微笑みをまとっている
無数の時間や土地が私を引き戻す
どうか、私を連れて帰ってください

いつか、この感覚が変わってゆくなら、と私は思ってみる
幾度、私はこの荷を抱えればいいのだろう
明日が来れば、私はまたこの場所をあとにする
悲しみの道は、私に閉幕が来ることを告げる

 カーペンターズにしては珍しい、暗く沈痛な面持ちの歌詞である。スター稼業に就く者の素顔が覗かれる内容のイメージは直接に、こののちカレンを蝕んだ病に結びつく。彼女の拒食症は、子どものころから肥満体質だと思い込んでいたことが関係していると言われるが、世界的な衆目を集めるカーペンターズという仕事は、彼女の心理を急きたてたことは誰しも想像に難くないはずだ。

 "Sing"は5枚目のアルバム"Now and Then"に、"Road Ode"は4枚目のアルバム"A Song for You"に収録されている。先の項、「歴史が照らすカーペンターズの位相」で書いたとおり、彼らは6枚目の"Horizon"からヒットへのプレッシャーに押されながら、徐々に売れ行きを下げる。そして、それとともに「カーペンターズらしい」楽曲に埋もれてゆく。7枚目"A Kind of Hush"と8枚目"Passage"がともに企画性の強いアルバムであるにもかかわらずカーペンターズの裾野が思うように広がらなかったのは、安定して脂ものったカレンのヴォーカルに、カーペンターズ調着せ替え人形をやらせた印象があまりに濃いからだ。また、兄妹ともに心身を蝕まれていたという背景が、二人に「カーペンターズらしきもの」へのイコンにすがるしかなかったことも考えられる。


映画「1408号室」

 スティーヴン・キングの「1408号室」が原作となっているホラー映画は、さすがに単純な恐怖ヴァーチャル映像の垂れ流し作品ではなかった。かいつまんであらすじを紹介しよう。作品観賞を楽しみされている方もいらっしゃるだろうから、あらすじ部分の活字をグレーにしておくので、お好みで読み飛ばしてほしい。

1408 あらすじ
 娘を失って妻と離婚寸前状態であるマイク・エンズリンは、聖書に興味を持たず超常現象を信じないオカルト作家。そんな彼のもとに「1408号室には行くな」という葉書きが舞い込むが、興味を引かれた彼は、電話予約でも出向いたカウンターでも断られたが、強引にドルフィン・ホテルの1408号室にチェック・インする。過去に56人が死亡したというこの部屋で、デジタル時計が1時間をカウントし始め、次々と主人公は責め苦を味わう。部屋の中では落下物に洪水・氷点下の室温・シャワーの熱湯など、次々とめくるめく怪奇現象が発生し、脱出を試みようにも、扉のドアノブが取れ、鍵が折れ、窓から出ると壁が延びて隣の部屋の窓などなくなってしまう。妻とのスカイプでの連絡も途中からマイクの顔をした悪魔に乗っ取られたうえ、亡くなった父親や娘まで登場してきて心理面でも苛まれ、とうとう時計のカウントは終了。するとマイクは病室で目覚め、見守る妻と再会する。すべてはただの悪夢だった…と安堵したのも束の間。帰りついた自宅が瞬く間に1408号室に作り替えられ、また元の木阿弥に。首吊り縄をいくつもぶら下げてマイクに自殺を迫る部屋に対し、彼はアルコールをぶちまけて火を放ち、笑い声さえ立てながら玉砕を決意する。瀕死の重傷を負いながらとうとう消防・救急隊に救助され、妻とも再会したマイク。取材のために回したテープ・レコーダーで死んだはずの娘の声を妻に聴かせるマイクは微笑むが、どうやらそれは面白いものを聴かせて妻を喜ばせたことの笑顔ではなく、マイクは悪魔と入れ替わってしまったようだ。


 ホテルの部屋が次々と主人公に苦難と恐怖を与える手法は手垢にまみれているが、このストーリーとほぼ一人で格闘し続けるマイク・エンズリンの演技はなかなか味わい深いし、向かいのアパート住民に助けを求めるシーンでは恐怖の中の喜劇を描くことに成功している。また、家族を巡る人間関係の背景や、無神論者に対するメッセージにも説得力がある。

 さて、なぜこのページでホラー映画話が出てくるのか。映画「1408号室」をご覧になった方なら言うまでもないことなのだが、1408号室では何度も繰り返し、カーペンターズの"We've Only Just Begun"が流れるのである。この曲の挿入効果は抜群で、最初に流れたときにはちょうどこのページの追記をしていたので、「あ、"We've Only Just Begun"だ」と、それだけだったのだが、折りにふれてこの曲で「私たちは始まったばかり…」と歌われるのを聴くと、際限なくループされる無間地獄を想像せざるを得ない。しかもカーペンターズだから、安定した平和と自由のある外部世界の象徴のように聴こえて、部屋の中の世界との隔絶がより明白に意識させられる。まさしく異化効果を存分に発揮しているのである。また、こういう展開なら必ず登場するテープの速度ダウンによる低音効果も当然用いられているが、カレンのアルトの歌声はテープの減速による低音を得ると、他の女性歌手に比べて当然ヴォーカルの声がさらに低くなり、男とも女ともつかない声を設定しやすい。蛇足ながらつけ加えれば、カレンの非業の死のイメージも重なる。

 そういうわけで、1408号室は違った角度からのカーペンターズを聴かせてくれたのであった。


Ticket to Ride (Offerring)

Side 1
  1. Invocation
  2. Wonderful Parade
  3. Someday
  4. Get Together
  5. All of My Life
  6. Turn Away
Side 2
  1. Ticket to Ride
  2. Don't Be Afraid
  3. What's The Use
  4. All I Can Do
  5. Eve
  6. Nowadays Clancy Can't Even Sing
  7. Benediction

Close to You

Side 1
  1. We've Only Just Begun
  2. Love Is Surrender
  3. Maybe It's You
  4. Reason to Believe
  5. Help
  6. (They Long to Be) Close to You
Side 2
  1. Baby It's You
  2. I'll Never Fall In Love Again
  3. Crescent Noon
  4. Mr. Guder
  5. I Kept On Loving You
  6. Another Song

Carpenters

Side 1
  1. Rainy Days and Mondays
  2. Saturday
  3. Let Me Be the One
  4. (A Place To) Hideaway
  5. For All We Know
Side 2
  1. Superstar
  2. Druscilla Penny
  3. One Love
  4. Bacharach/David Medley
    1. Knowing When to Leave
    2. Make It Easy on Yourself
    3. (There's) Always Something There to Remind Me
    4. I'll Never Fall in Love Again
    5. Walk On By
    6. Do You Know the Way to San Jose
  5. Sometimes

A Song for You

Side 1
  1. A Song For You
  2. Top of the World
  3. Hurting Each Other
  4. It's Going to Take Some Time
  5. Goodbye to Love
  6. Intermission
Side 2
  1. Bless the Beasts and Children
  2. Flat Baroque
  3. Piano Picker
  4. I Won't Last a Day Without You
  5. Crystal Lullaby
  6. Road Ode
  7. A Song For You (Reprise)

Now & Then

Side 1
  1. Sing
  2. This Masquerade
  3. Heather
  4. Jambalaya (On the Bayou)
  5. I Can't Make Music
Side 2
  1. Yesterday Once More
    1. Fun, Fun, Fun
    2. The End of the World
    3. Da Doo Ron Ron (When He Walked Me Home)
    4. Dead Man's Curve
    5. Johnny Angel
    6. The Night Has a Thousand Eyes
    7. Our Day Will Come
    8. One Fine Day
  2. Yesterday Once More (reprise)

Live in Japan

Side 1
  1. Medley
    a) Superstar
    b) Rainy Days and Mondays
    c) Goodbye to Love
  2. Top of the World
  3. Help
Side 2
  1. Mr. Guder
  2. (They Long to Be) Close to You
  3. Jambalaya (On the Bayou)
  4. Yesterday Once More
  5. Hurting Each Other
Side 3
  1. Oldies Medley
    a) Little Honda
    b) The End of the World
    c) Runaway
    d) Da Doo Ron Ron
    e) Leader of the Pack
    f) Johnny Angel
    g) Book of Love
    h) Shuboom
    i) Daddy's Home
    j) Johnny B. Goode
Side 4
  1. Introduction : Colonel Borgy/ Sing
  2. Sometimes
  3. We've Only Just Begun
  4. For All We Know

Horizon

Side 1
  1. Aurora
  2. Only Yesterday
  3. Desperado
  4. Please Mr. Postman
  5. I Can Dream, Can't I?
Side 2
  1. Solitaire
  2. Happy
  3. (I'm Caught Between) Goodbye And I Love You
  4. Love Me For What I Am
  5. Eventide

A Kind of Hush

Side one
  1. There's a Kind of Hush
  2. You
  3. Sandy
  4. Goofus
  5. Can't Smile Without You
Side two
  1. I Need to Be in Love
  2. One More Time
  3. Boat to Sail
  4. I Have You
  5. Breaking Up Is Hard to Do

Live at the Palladium

Side 1
  1. Flat Baroque
  2. There's a Kind of Hush
  3. Jambalaya (On the Bayou)
  4. Medley
    • Piano Picker
    • Strike Up the Band
    • S'Wonderful
    • Fascinatin' Rhythm
  5. Warsaw Concerto
  6. From This Moment On
Side 2
  1. Medley
    • (They Long to Be) Close to You
    • For All We Know
    • Top Of The World
    • Ticket to Ride
    • Only Yesterday
    • I Won't Last a Day Without You
    • Hurting Each Other
    • Superstar
    • Rainy Days and Mondays
    • Goodbye to Love
  2. We've Only Just Begun

Passage

Side 1
  1. B'wana She No Home
  2. All You Get from Love Is a Love Song
  3. I Just Fall in Love Again
  4. On the Balcony of the Casa Rosada/Don't Cry for Me Argentina
Side 2
  1. Sweet, Sweet Smile
  2. Two Sides
  3. Man Smart, Woman Smarter
  4. Calling Occupants of Interplanetary Craft

Christmas Portrait

Side 1

  1. O Come, O Come, Emmanuel
  2. Overture:
    • Deck the Halls
    • I Saw Three Ships
    • Have Yourself a Merry Little Christmas
    • God Rest Ye Merry Gentlemen
    • Away in a Manger
    • What Child Is This?
    • Carol of the Bells
    • O Come All Ye Faithful
  3. The Christmas Waltz
  4. Sleigh Ride
  5. Medley
    • It's Christmas Time
    • Sleep Well, Little Children
  6. Have Yourself a Merry Little Christmas
  7. Santa Claus is Comin' to Town
  8. Christmas Song (Chestnuts Roasting on an Open Fire)
  9. Silent Night

Side 2

  1. Jingle Bells
  2. Medley
    • The First Snowfall
    • Let It Snow
  3. Carol of the Bells
  4. Merry Christmas Darling
  5. I'll Be Home for Christmas
  6. Christ is Born
  7. Medley
    • Winter Wonderland
    • Silver Bells
    • White Christmas
  8. Ave Maria

Made in America

Side 1
  1. Those Good Old Dreams
  2. Strength of a Woman
  3. (Want You) Back in My Life Again
  4. When You've Got What It Takes
  5. Somebody's Been Lyin'
Side 2
  1. I Believe You
  2. Touch Me When We're Dancing
  3. When It's Gone (It's Just Gone)
  4. Beechwood 4-5789
  5. Because We Are in Love (The Wedding Song)

Voice of the Heart

Side 1
  1. Now
  2. Sailing on the Tide
  3. You're Enough
  4. Make Believe It's Your First Time
  5. Two Lives
Side 2
  1. At the End of a Song
  2. Ordinary Fool
  3. Prime Time Love
  4. Your Baby Doesn't Love You Anymore
  5. Look to Your Dreams

An Oldfashoned Christmas

  1. It Came Upon a Midnight Clear
  2. Overture
    1. Happy Holiday
    2. The First Noel
    3. March of the Toys
    4. Little Jesus
    5. I Saw Mommy Kissing Santa Claus
    6. O Little Town of Bethlehem
    7. In Dulce Jubilo
    8. Gesu Bambino
    9. Angels We Have Heard on High
  3. An Old-Fashioned Christmas
  4. O Holy Night
  5. (There's No Place Like) Home for the Holidays
  6. Medley
    1. Here Comes Santa Claus
    2. Frosty the Snowman
    3. Rudolph the Red-Nosed Reindeer
    4. Good King Wenceslas
  7. Little Altar Boy
  8. Do You Hear What I Hear?
  9. My Favorite Things
  10. He Came Here for Me
  11. Santa Claus Is Coming to Town
  12. What Are You Doing New Year's Eve?
  13. Selections from the Nutcracker
    1. Overture Miniature
    2. Dance of the Sugar Plum Fairy
    3. Trepak
    4. Valse Des Fleurs
  14. I Heard the Bells on Christmas Day

SOLO
KAREN CARPENTER
Karen Carpenter

  1. Lovelines
  2. All Because of You
  3. If I Had You
  4. Making Love in the Afternoon
  5. If We Try
  6. Remember When Lovin' Took All Night
  7. Still in Love With You
  8. My Body Keeps Changing My Mind
  9. Make Believe It's Your First Time
  10. Guess I Just Lost My Head
  11. Still Crazy After All These Years
  12. Last One Singin' the Blues

RICHARD CARPENTER
Time

  1. Say Yeah!
  2. Who Do You Love?
  3. Something in Your Eyes
  4. When Time Was All We Had
  5. Time
  6. Calling Your Name Again
  7. In Love Alone
  8. Remind Me To Tell You
  9. That's What I Believe
  10. I'm Still Not Over You

Pianist, Arranger, Composer, Conductor

  1. Prelude
  2. Yesterday Once More
  3. Medley (12:12)
    • Sing
    • Goodbye to Love
    • Eve
    • Rainy Days and Mondays
    • Look To Your Dreams
    • Superstar)
    • Someday
  4. I Need To Be in Love
  5. Sandy
  6. Time
  7. For All We Know
  8. One Love
  9. Bless The Beasts and Children
  10. Flat Baroque
  11. All Those Years Ago
  12. Top of the World
  13. We've Only Just Begun
  14. Karen's Theme


my best song Road Ode
my best album A Song for You
my best lyrick Sometimes
my best music Close to You
my best arrange Road Ode


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