久しぶりの日本で、車を走らせカーラジオのスイッチを入れた。GRAY、ポルノグラフィティ、グレイプヴァイン…バンドモノはどれも、まったくボトムがないな。R&Bやヒップホップはバックが打ち込みである分だけ音像はタイトだ。局を変えてみる。そしていきなり飛び出してきたのリトル・フィートの会心の一作"Dixie Chickin"。ああ、これなんだよなあ。バンドをやろうというなら、この時期の彼らに憧れなければ嘘だと思っていた。メンバーの強固なスクラムと揺るぎないアンサンブル、なのにルーズでダルな曲想、聴く者を唸らせるより先に踊らせてしまうマグマが当時の彼らからとめどなく噴火し、煮えたぎっている。
 ポスト・パンクという、ロック/ポップスにとって遅すぎたパラダイム・シフトが起こったあと、時代はコマーシャリズムを許容し、若者は「乗せられるな! 踊らされるな!」というキャッチ・コピーに乗せられ踊らされるようになった。本当にかっこいいものが何かすら学ばせてくれなくなったポップ音楽シーンにあって、リトル・フィートすら鉄壁のリズム・セクションとバウンド感を過去に置き忘れ、凡百の再結成ブームの中で消費されることを受け入れた。悲しいのは、小ざかしい業界人が音楽で儲けるための企画書を一山当てるために書き散らすことだ。素晴らしいミュージシャンは現在、素晴らしい自己マネージャーであり敏腕営業マンでなくてもいけない。せめて、僕らはもう消費の世界にしかポップ音楽を位置させない族の売り込み文句に耳なんて1mmも耳を傾けまい。そして、遺跡発掘だといわれようとナツメロだと馬鹿にされようと、彼らの音のマジックにリスペクトを捧げつつ、音の世界を彷徨うことにしよう。


ALBUM

Little Feat
Sailin' Shoes
Dixie Chickin
Feats Don't Fail Me Now
The Last Record Album
Time Loves a Hero
Waiting for Columbus
Down on the Farm
Hoy-Hoy!
Let It Roll
Representing the Mambo
Shake Me Up
Ain't Had Enough Fun
Lowell George's Solo

Thanks I'll Eat It Here
Lightnings - Rod Man (Lowell George & The Factory)


my best song Fat Man in the Bathtub
my best album Dixie Chicken
my best lyrick Willin'
my best music Willin'
my best arrange Rock'n Roll Doctor


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