国境の細道 チャンタブリーのホテルで教えてもらったカンボジア国境行きロット・トゥーは、バーン・レームへ行くものだった。レームには何度か入ったことがあるし、カンボジアのパイリンまではこちらがはやいと聞いていたから、別の場所をあたる。いちおう車内は満員になったが、バーン・レーム行きよりも人気がないのは明らかだった。 1時間ほどで着いた国境のタイ側には、建物も少ない。タイ側のイミグレーションではファランが係官と何やらもめている。訊いてみると、 「パイリンに行きたいのだが、カンボジアは危険が多い国なのでリスクの少ない道を通りたい。この国境の雰囲気では危険なにおいがする。もっと大きな国境を通りたい」と言う。 係官に水を向けると、「そうなんだ、だからバーン・レームだったらバイク・タクシーに乗って5分で着くと、さっきから説明してるんだ。それに、もっと大きな国境だったらアランヤプラテートにあるっていうことも」とやれやれ顔である。係官の言葉があまり通じていないのかもしれないと思って、そのことを説明しなおしたのだが、「そのことはさっき聞いた。バイク・タクシーのような危険なものには乗れない。でも、チャンタブリーまで戻るのはいやだ」などという返事。このファランは、いったい何のためにパイリンなどに行くのだろう? ザックを担いでバック・パッカー風情だったが。 カンボジア側のプロムにも、村らしいものはなかった。本当にひなびた国境だ。ただ、国境名物のカジノが2軒。見れば、レームのカジノで見かけた記憶のある客の姿もあった。こちらの方がみすぼらしく狭いわりには、ミニマム・ベットは100バーツからと高い(レームは20バーツ)。 土ぼこりを舞いあげ、バイク・タクシーにパイリンへの道をたのむ。ほんの一瞬で、視界には自然の姿しか入らなくなっていた。 |
カンボジア国境行バス インフォメーション
*いずれもタイのチャンタブリーより出発
バーン・レーム(カンボジア側:レーム)行きワゴン車
発着所:ロビンソン(デパート)の道を挟んだ向かい側
便数:1時間1本程度
オン・ナム・ロン(カンボジア側:プロム)行きワゴン車
発着所:川のそばのガレージのようなところ(はっきりわかりませんでした。すみません)
便数:不明
小さなボーダーパス | |
奥に「ウエルカム・トゥー・カンボジア」の植え込みが | |
パイリンまで行かないと街らしいものには出会えない | |
ここにも国境カジノが |
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